NielsenとEDOがデータを統合し、プランニング、バイイング、アウトカム測定で連携します。競合するメジャメント企業が提携する初のケースになります。
Nielsen Oneのオーディエンスメジャメントデータが、両社共通のクライアントに対して、EDOのアウトカムを予測するソリューションで使用可能になる一方で、EDOのサーチベースのアウトカムメジャメントデータが、NielsenのMedia Impact(ププランニングソフトウェア)で利用可能になります。
初期パートナーとしては、WBD、Disney、IPGのMediahubの名前が挙がっています。DisneyのRita Ferroは「Disneyは両社を使用しており、こうした業界の連携を歓迎する。」としています。
両社のカバー領域はそれほど重なっておらず、Nielsenはオーディエンス測定、EDOはアウトカムやセールスインパクトの測定に注力しています。両社の提携はクライアントにとってオーディエンス計測からアウトカム測定までを一貫して見られるという利点があり、事実、既存のクライアントからも提携への要望が強くあったと言います。
第一段階では、NielsenのNational TVメジャメントにEDOのConvergent TV Database(広告の放送・配信データ)を統合し、第二段階として、EDOのアウトカム予測データをNielsen Oneのプランニング、メジャメント、最適化プラットフォームに統合する予定です。
JICとの関係も気になるところですが、Nielsenも少しずつ仲間を増やしている印象です。両社と関係の深いDisneyの立ち位置も気になるところですね。